バリ島のGTフィッシング
インドネシア屈指のリゾートアイランドのバリ島。美しい海や連なる火山、無数の島が点在し変化に富んだ大自然。バリヒンドゥーと欧米、アジアからの文化が混在した独特な文化を遂げ、スパやショッピング、グルメ、アクティビティも充実しています。もちろんダイビングやフィッシングなどのマリンスポーツは多くの旅行会社が取り扱い、日本からのアクセスも良く20年ほど前からGTフィッシングも有名となりました。

2020年1月9日午前、インザストリームに集合した同行メンバーは、竹谷さん、山崎さん、そして私です。パスポート、Eチケット、財布などの持ち物を確認し、思い思いのタックルとGTに対する熱い情熱を乗せたバンは、中部国際空港セントレアまでの一時間弱の道のりをスムーズに走った。昼過ぎのフライト時間まで十分な時があり、スターバックスでまったりブランチを楽しんだ。時間に余裕がある行動はどんな時も大切なことですが、遠征釣行には絶対的に重要で、トラブルやハプニングを可能な限り回避し、冷静な対応と判断が旅の善し悪しを左右します。
今回利用した航空会社は、コリアンエア(大韓航空)で、エコノミークラスの預け荷物は23kg制限。以下、コリアンエアのHPより、「3辺の合計が292cm(115インチ)以内の場合、サイズ超過料金は適用されません。 釣竿を適切なケースに入れて預ける場合、用具バッグ1個と合わせて23kg以下であれば、受諾手荷物1個として預け入れが可能です。」と明記されています。バズーカなどのロッドケースとタックルボックスであれば1つの荷物としてみてくれる様でしたので、私は、ネイチャーボーイズ・ロッドケースエア200cmとリングスター・ドカットD5000に荷物をまとめ、機内持ち込みのデイバッグにリールと僅かな衣類を用意しました。国内と異なり海外遠征では、タックルの現地調達は難しく最低限のタックルと、どんな状況にでも対応できるタックルが必要だと思います。「あのルアー持ってこれば良かった・・・」とならないことが大切。
仁川国際空港を経由して、バリ島デンパサール空港に到着したのは日付が変わった深夜。モワッとした湿度と入国審査の長蛇の列は、南国特有の雰囲気がある。〝郷に入っては郷に従え〟怠いが身を任せ、現実逃避というのか、ローカルリズムに合わせていく感覚は嫌いではない。

3時間ほどの仮眠を取り、ホテルのあるクタからスランガン島の港までは車で約30分。朝からけたたましいクラクションと縦横無尽に走るスクーターは13年前と変わらない。ただ、その頃に比べると街は近代化され、物乞いや怪しい勧誘は見かけなくなりました。その代わりに日本語や中国語を流暢に話す人が多くなり、旅中にも何人とも日本語で会話することができました。港で出迎えてくれたのは、今回のGTフィッシングガイド”バリニン”です。キャプテンのニンさんも流暢に日本語話すことができるひとりで、乗船中に言葉で困ることはなかったです。港からポイントであるペニダ島まで、これから3日間毎日往復することになりました。

無数の島々から成るインドネシアは、島と島の間を抜ける海流が複雑となり激流を生み出します。例えるなら鳴門海峡の渦潮がそこら中にある感じで、ラフティングを楽しむ川の流れのような場所こそが、GTフィッシングのポイントなのです。上下左右へ暴れるデッキは、立っていることさえままならない。きちんとしたデッキシューズを履いていたとしても危ない状況で、船に慣れていない人なら数分で船酔いに陥ることでしょう。

揺れる波とのタイミングを見計らいキャスト。ルアーを流れに乗せ、命を与えたアクションを入れる。しかし、波でルアーが転がってしまう。難しい・・・。しばらくすると、近くを流していたボートの舳先でアングラーがファイトしているではないか。数分後、GTをキャッチする姿が見えた。こちらも必然的にテンションが上がる。

ニンさんが指示した方角にルアーをキャスト。海底から潮が湧き上がり鏡状になったところで、ゴゴゴン!と初めてのアタリ。Tカスタム・ GTX-76HHHが弧を描いた。激流ともあり緊張感あるファイトを楽しんだ。久しぶりに出会ったバリのGTは小型ではあったが嬉しい一尾でした。

2日目、前日よりも流れが強くなり、浮世絵、葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」のようだ。日本の遊漁船ならまずもって中止の状況で、250馬力×2の船外機を載せたバリニン号は荒海を進んだ。バンッ!バンッ!と波を打ち付けるデッキは、絶叫マシン。いやそれ以上。前日、ヒットしたポイントには長時間いることができず、ペニダ島とレンボンガン島との間にできたロングリーフを打つことになった。山崎さんがキャストしたダイビングペンシルが海中へ引きずり込まれた。不意打ちだったため、ファイティングベルトは未装着。こんな時に限ってヒットするものです。押さえつけるロッドエンドが腹部に当たり「痛い痛い」を連呼。ファインダーを覗きながらも少し面白い。エメラルドグリーンの海面を覗き込むと、GTが回りながら浮いてきた。山崎さんにとってはバリ島初のGT「おめでとう」。キャプテンや同行メンバーと熱い握手を交わす。遠征釣行ならではの感動を得た瞬間でしょう。

3日目、更に流れが強くなり、初日に入ったポイントには一切寄ることができず、前日、山崎さんにヒットしたポイトで終日過ごすことなり、15時にストップフィッシング。ナシゴレンやミーゴレンと日本でも馴染みがあるインドネシアグルメを楽しみ、バリ島最後の夜過ごし、帰路につきました。
ローカルな味付けのマングローブクラブは甘辛く絶品。

インドネシア料理のナシゴレンとミーゴレンは、どこでも外しなしで美味い。

レンボンガン島に向かうボートは、高馬力の船外機をこれでもかと積んでます。船外機艇以外が見当たらないのが不思議な港でした。

写真:左 ニンさん、右 マレさん。
ソフトドリンクは飲み放題。横になれるシートで快適でした。

【ROD】 Tカスタム GTX-76HHHプロト、インターミディエイトボロン810
【REEL】 ステラ14000、18000
【LINE】 バリバス Si-X 8号 + ウルトラインビジブルショックリーダー 170LB
【LURE】 隼120、ブルーフィッシュ100、パンドラ、ワイルドレスポンス
・詳しいタックル情報はインザストリームまで
・旅の手配は、トラベルプロインターナショナルへ
【インザストリーム 通販サイト セレクトルアーショップ】
http://www.inthestream.jp/
【インザストリーム オフィシャルページ】
http://www.inthestream.net/
【インザストリーム公式 フェイスブック】
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可能性を秘めたGTの楽園 ミャンマー・ダウェイ
12月1日から8日まで、ミャンマー・ダウェイにGTを狙いに行ってきました。
今回は、釣り雑誌〝ソルトワールド〟の取材を兼ねており、大本編集長、マングローブスタジオ代表上屋敷さん、トラベルプロ代表山田さん、お客様のY崎さん、そして私の5名です。
早朝、名古屋組はセントレアからバンコクへ飛び、夕刻にヤンゴンへ到着。ここで関東組と合流。
空港からホテルへ移動し、すぐに夕食。アジアな雰囲気が漂う街へ出かけるも、予定していたお店はオーダーストップで、入店できませんでした。そして近くのタイ料理店へ。
ミャンマーとタイは隣り合った国で、外食と言えばタイ料理がおすすめの様子。
世界三大スープのひとつ〝トムヤンクン〟の登場です。私、トムヤンクン食べるの初めてかもしれない・・・。
激辛!!パクチー、辛すぎて何が美味いのか理解不能。私的には、みそ汁、コーンポタージュ、お吸い物が三大スープです。

翌朝、ヤンゴンからダウェイへフライト。
ダウェイの空港までは約1時間、陸路だと10時間どかかるとのこと。空港は、ご覧の通り殺風景。
ただ思いの外、日本人が多かったことに驚きです。

ピックアップトラックに荷物を積み込み港へ。
ミャンマーでは日本車の人気が高く、見かける車の多くはトヨタでした。

港に行く前に寄ったタイ料理店。
世界共通のジュース。とりあずファンタとコーラ、ミネラルウォーターがあれば、何とかなる。

でーん!!
大きなマングローブクラブ。カレー風味で美味い。 しかし、カニの上に乗ったパクチーは余分です。

干上がったビーチを歩き乗船。
広大なビーチは写真右奥まで続いていた。

拠点となるマザーボートには、二段ベッドとエアコンが備えつけられ、釣りには十分過ぎる環境。
もちろんシャワーに水洗トイレも完備。

マザーボートは、アルミ船を曳航しつつゆっくりと移動し始めた。
ダウェイの日没は意外と早く18時には真っ暗。
風裏で停泊し、薄暗い灯の中での夕食。暗くて撮影する気分にならず、すみません。ここでも激辛&パクチー・・・。

効きすぎるエアコンに耐え、さわやかと言えない朝を迎えた。
朝食は・・・。パクチー・・・・。
私、パクチーが苦手なことが分かってきた。
少しツルンとした地磯際を攻めいていく。

出ました!ミャンマー初GT。

そしてトラベルプロの山田さんにも。
私にも良サイズらしいバイトがあったものの、ヒットに持ち込むことができず、午前中の釣りは終了。マザーボートに戻り昼食後、3時間のポイント移動。

夕刻、移動先の入り江で停泊。
翌朝の釣行に備えるため早々と就寝。
実釣2日目、島と島の間を抜ける激流ポイントを攻める。
グーグルマップを貼っておきます。↓
https://www.google.co.jp/maps/place/12%C2%B051'53.9%22N+98%C2%B018'52.1%22E/@12.864969,98.3122913,1082m/data=!3m2!1e3!4b1!4m6!3m5!1s0x0:0x0!7e2!8m2!3d12.8649687!4d98.3144796

マングローブスタジオの泡海・AWAUMI200で瀬の際をドリフトポッピングしていると、小型のGTがルアーに襲い掛かって来たがフックアップせず、そのままリトリーブをしているとバラクーダが、それもフッキングせず、もう回収かな?と思ったところで、ドバーン!!と海面がさく裂した。テストロッド:Tカスタム GTX77が絞り込まれた。瀬に持っていかれないようキャプテンのフォローが瞬時に入る。ふとロッドに目をやると、なんと!!ガイドにラインが通っていない・・・・(苦笑)

釣れた魚の喜びよりも、ガイドにラインが通ってなかったことが恥ずかしい。
でも、とりあずやったね!

シャワールームから出てきたY崎くん。
さっぱり爽やかな笑顔をありがとう。

実釣3日目の朝、猛烈に喉が痛い。
「朝からパクチーと激辛は食えんて・・・」 タイ米とソーセージだけを食べ、ボートに乗り込む。
マングローブスタジオの上屋敷さん、GTをキャッチ。

続いて山田さんもキャッチ。

潮が揺るんだタイミングで近づいた岩場は、中華の高級食材〝ツバメの巣〟が捕れる島で、切り立った岩肌に掘っ立て小屋がいくつも建っていた。ぐるりと一周、キャストするもGTからの反応は薄かったです。

マザーボートに戻る途中、意識が朦朧となり悪寒に襲われた。
フリースを着込み、ベッドに転がり込んだ。
38.5度の高熱 。
解熱鎮痛剤を飲む前に、食事をとも考えたがパクチーと激辛は食えん・・・。
結果残りの2日間、マザーボートに残り横になっていました。
この間に、ご同行の皆さんは良い釣りができたようで、ステキな笑顔で戻ってきました。
その内容はソルトワールドで掲載されると思います。
ダウェイに戻り、川を遡って久しぶりの上陸を果たす。「人は陸上生物」だとつくづく実感。

ダウェイ空港に戻る前に寄った中華料理店。
「肉まん、うめー!!」
パクチー入ってないし、辛くない。私には、今回の旅で一番おいしかった料理。

今回、風邪をひいてダウンしてしまったこと、強風で良いポイントに入れてなかったことなど、心残りがあります。
まだまだ可能性を秘めたフィールド〝ミャンマー・ダウェイ〟今後注目されるフィールドとなるでしょう。
簡単な動画にしてみました。
【TACKLE】
ROD: Tカスタム GTX77 (プロト)
REEL: ステラ20000&30000
LINE: バリバスキャスティングPE8号 + ウルトラインビジブル200LB
LURE: マングローブスタジオ 泡海200
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ミクロネシア・ポンペイ 釣行
今から7年前に訪れたポンペイ。その時は、サメ、サメ、サメと兎に角サメの猛攻を受けた。
ヒットした魚は頭だけになって上がって来る。ジグやポッパーにサメがヒットし、ルアーがいくつあっても足りなかった。
隣の島、コスラエを含めると今回が4度目のミクロネシアチャレンジとなる。
前回にも利用した日本人の秋永さんが経営をするPCRホテルをベースにポンペイフィッシングがスタート。

どことなくこのカウンターに見覚えがないでしょうか。そう、こちらは寿司がクルクルと回るカウンターです。現在は寿司は回っておらず、ランチタイムに9ドルで食べ放題の料理が回っています。

午前1時頃に到着したため、初日はのんびりとカヤックフィッシング。
シーブリーズホテルで、1時間3ドルで4時間ほどレンタルしました。カヤック本体は、当店でも扱いがあるバイキングカヤックで、安心して沖にでることができました。

パドルシャフトが接着剤で固定され、角度が変更できないためパドリングに違和感を感じながらも、片道1km以上漕いだと思います。

妻のユキ姉は、外に出るといつもテンションが高い。ポイントを見つけると、私より速く漕いで行くところが頼もしい。
実のところ、今回の釣行は遅いハネムーンです。釣りに対し、本気度が薄いと感じられるかもしれませんが、お許しください。

現地ガイドの藤田さんと相談し、天候が良いうちにポンペイからボートで一時間ぐらいのアンツ環礁に行くこと決めた。
アンツ環礁は、個人所有の無人島。漁師がおらず、魚影が濃くダイビングポイントとしても有名。
アンツ環礁を目指す前に、ポンペイでウォーミングアップにキャストしていると、いきなりユキ姉にGTがヒット。惜しくも船べりでフックオフ。私のファーストフィッシュはカスミアジ。

ランチタイムにアンツ環礁へ上陸。無人島ならでは美しいビーチが続きます。

そして、今夜の宿はここ。
無人島ですが、こんな感じの休憩場が設けてあり、身体を休めることができます。

午後からバラフエダイ、カスミアジ、ツムブリなどで、目立った釣果はなく、晩御飯の食材確保。
カイワリを豪快に素揚げ。

カスミアジの刺身。

耳を澄ませると、どこかでカサカサ、コトコトと音がしていた。


日が暮れると、こんな珍獣までもが姿を現した。ヤシガニ。

環礁の内側は穏やかで星が海面に映り込み、素晴らしい自然の夜景を楽しむことができた。
さわやかな目覚めの予定でしたが、起きてみると手足が何者かによって喰われ、ボコボコ!!気が狂いそうな痒さ。もちろん虫除けは使用していましたが、ほぼ効果なし・・・。
ちなみにこのブログを書いている現在でも痒いです。

キャスト&ジャーキングを繰り返すが、バラフエダイ、カスミアジが多く、稀に小型のGTがヒット。
ドラマは突然に。
テストロッド〝CUDA VAGI STICK〟でヒラジグラ200gをシャクっていると、ヒットと同時にドラグが唸った。ミクロネシアのジギングは過去の経験でサメとイソマグロにリーダーが瞬殺されたので、今回は全てウルトラインビジブル240LBのリーダーをセットしておいた。 ヒットと同時にまずまずのサイズと確信しファイト。〝CUDA VAGI STICK〟は大物を掛けいくロッドで、ファイトは全身を使って身体もロッドの一部として使うイメージ。オートマチックにリフトはできないですが、一日中軽快にヘビーウェイトのジグを操作できるロッドです。
しばらくの交戦後、浮上してきたのはこのイソマグロ。このサイズになると、顔が猛獣系となり不気味さを感じさせます。

その後、カスミアジなどが心地良くロッドを絞ってくれた。

アンツ環礁を離れる最後のリーフコーナーにストロングポッパーをキャスト。ゴボッ!ゴボッと二度ポッピングをいれると、ポッパーの後ろに魚影が付いた。次の瞬間、水柱が上がった。

驚くサイズではありませんが、嬉しい一匹。
ファイトの動画です。ご覧下さい。
足を掻きながら起床。
ホテルの窓から見る空はどんよりとしていた。時化のため、インリーフで小物釣り。こんな時は割り切ってサビキ釣りをするのも悪くない。サビキは現地のホームセンターで手に入りました。

ライトジギングも楽しい。


まさかステラ20000PGで、サビキ釣りをするとは思いもしなかった。

乗船4日目、ユキ姉は赤い魚の名人となっていた。
そしてGTがランディングネットを破り逃げて行くハプニングがあり、中々GTの写真を撮らしてくれない。



ガイドの藤田さん。

ライントラブルでノットを組み直していると、ユキ姉のロッドが美しい弧を描いた。
旋回しながら浮上してくる姿は紛れなくGT! ネットは破れているのでハンドランディング。
「やったー!」と叫ぶユキ姉。ガイドの藤田さんも胸を撫で下ろしたことでしょう。

オフショアゲームはこの日まで。
翌日からは、ポンペイ観光を楽しんだ。
ガジュマロの巨木。

現在でも謎だらけのナンマドール遺跡。

中心部には、お墓がありました。

ポンペイでは、基本的には犬は放し飼いです。
人懐っこい犬もいれば、ふてぶてしいのもいる。そして人が犬を食べます。ペットに近い家畜かな?

ケプロイの滝。
この滝つぼには、神様がいまして・・・

神様はこちら。
ウナギです。体長150cmほどで太さは、私のふくらはぎぐらいあります。ポンペイの川にはウナギが沢山生息しており、ソーセージやお菓子をばらまくと、直ぐに姿を現します。当然、神様なので捕まえたらダメです。

神様を釣らないように、ルアーをキャストするとユゴイがヒット。こちらもどこの川にもいました。


ちょっとしたリーフでルアーやソーセージを投げると。艶やかな魚達が遊んでくれました。




釣りが珍しいのか、川で釣りをしているとチビッ子が集まってきました。

PCRホテルの秋永さん。生憎この時はご主人は留守でした。

前回のポンペイ釣行にご同行されたIさん、Kさんへ。
猫の〝じゅんちゃん〟は世代交代していました。この猫が息子の〝じゅん〟です。

デッキシューズのZEM H2Oも大活躍。デッキで滑らず、ビーチでは中に砂が入りにくく快適です。

ミクロネシア・ポンペイ。
またチャンスがあれば行ってみたいフィールドです。
【ジギングタックル】
Rod:T.Kustom CUDA VAGI STICK プロト
Line:PE5~8 リーダーウルトラインビジブル240LB
【GTタックル】
Rod:T.KustoM インターミディエイトボロン810、キャスティングマーリン710プロト
Line:PE6~8 リーダーウルトラインビジブル170LB
旅の問合せ:トラベルプロインターナショナル
http://www.travel-pro.co.jp/
【インザストリーム公式 フェイスブック】
http://www.facebook.com/inthestream
【通販サイト セレクトルアーショップ】
http://www.inthestream.jp/
この海は、キリンダにつながっている。
2月16日AM6:30、中部国際空港セントレアに渡るバスに揺られ、伊勢湾を眺めていた。
「この海は、キリンダにつながっている。」ふと、そんなことを考えながら出発ロビーへ足早に向かう。
セントレアで、トラベルプロの山田さん、S田さん、M井さんと合流し、成田へ飛んだ。スリランカ・キリンダまでの長い道のりのスタートです。待ち時間、山田さんの行きつけの寿司屋で日本食を堪能した。きっとスリランカはカレー王国に違いないからね。
家を出て、およそ24時間で到着したキリンダのフィッシングロッジ。コロンボ空港から陸路で5時間半。
現地時間はAM3:00、いきなり宴が始まった・・・。
みなさん、アルコールが大好きな様です。

のんびりとした朝を迎え、軽い朝食をいただく。手前の茶色の物体は、ふやけたソーセージ。摩訶不思議な食感。

新鮮なトロピカルフルーツのお出迎え。フルーツ大好きな私とっては嬉しい限りです。

手入れされた庭には、花が咲き乱れ、ロッジに架かる電線をリスが上手に綱渡りしている。時折、ひょっこりとクジャクが顔を出し私たちの前を歩いていく。

コロリンとホシガメがいたり。自然好きには堪らん限りだと思います。

スケジュールにはありませんでしたが、潮が良いからとロッジのオーナーからの提案で急遽、午後から出航。
港は日本の支援で造られたようで、日の丸が目にとまる。ちょっぴり日本人として誇らしげな気持ちにさせてくれた。
港では、ライフジャケットの着用が義務付けされ、出航ノートに名前を記帳する。出航してからしばらくすると、ライフジャケットは脱いで良いとキャプテンに指示されます。

数時間の釣行でしたが、M井さんが見事にスリランカの初GTをキャッチ。流石です。

釣行2日目、灯台周りの水深15~25mのシャローリーフを叩く。
キャスト&リトリーブ
パシュッ!
ゴボッ! ゴボッ!と、
ポッピングサウンドが、無情にも波間に響く・・・。

気分転換に、クルーの撮影です。
キャプテンのニコラス。フランス人の34歳。

アシスタントのリラン。スリランカ人22歳。
年齢を訊くまで、年上だと思ってました。なんだ、ひとまわり以上も年下でした。

トラベルエージェントの山田さん。八重歯がかわいい日本人。年齢はナイショ。

少し沖のシーマウンテンでジギングを開始するとアカハタ、シロブチハタ、名前の分からないグルーパーが面白い様にヒットしてくる。一日中、真剣に狙えば一人で50匹はいけそうな感じ。ただ狙うはデカイイソマグロ。
ドラマは突然に・・・
ボトムから20mぐらいシャクリ上げた頃、ドンッと鈍いバイト。
毎違いなく大物、走られる前に可能な限りラインを巻き取る。ファイト体勢ができた途端、一気に走られた。両手でロッドグップを支えようと、リールハンドルから手を離すと、ガガガガッとハンドルが逆回転。オシアジガー5000が壊れました。そしてハンドルを握りしめ、フルドラグと言うかロックしたら、フックが伸びて痛恨のバラシ・・・。
チーン。
シェフは、我々日本人に気を使い調理してくれる。箸もあります。ただ気を抜いたタイミングでカレー風味となる。ミートソースに見えるソースはカレーです。〝スリランカカレーパスタ〟と名づけよう。

釣行3日目、沈黙を破ったのはトーマスルアーの申し子ことS田さん。
ペンシルポッパーの〝トーマス・ストロングペン〟でキャッチです。

前日と同じシーマウンテンでジャーキング。
もちろん、オシアジガーはスペアに交換してです。
気持ち良く、T.KustoMチャレンジャーが絞り込まれた。ゴン、ゴンとヘッドシェイクする感覚。
水深50mだし、まさかのアレ・・・

そう、ジギングでは釣ってはいけない魚・・・
(釣ってダメではありませんが、気分的にね)

私のファーストスリランカGTはジギングでやってしまいました。(焦)

撮影に協力していただいたS田さん、ありがとうございます。
S田さんは、ロングロッドでのジギング。チャーマスジギングを想起するシャクリで立派なバラクーダーをキャッチ。

優秀で愛嬌がある番犬、カルー。

ジギングで釣ったヨコシマサワラがムニエルになった。
ヨコシマサワラは、どこの国にでも喜んでもらえる魚。確か、オマーンではヨコシマサワラをキングフィッシュと言っていたはず。
どういうタイミングか分かりませんでしたが、Wi-Fi環境があり、時々スマホが使えました。

釣行4日目、センターコンソールのボートから波間を見続ける海の男を演出。
内心は焦り。
激チーン・・・
キャスティングもジギングも私はノーフィッシュ。
ニコラスのランクル。やはりオフロードカーはこうであって欲しい。ワイルドでタフな感じが良い。

ロッジのゲートが、カルーの定位置。

庭にはヤシの実や、カシューナッツが沢山ありました。

ホシガメも増えて。日本にお持ち帰り!
そんな恐ろしいことはできません。検疫で100%捕まります。

釣行5日目、GTフィッシング最終日。
またまたS田さんがやってくれました。スイミング系ポッパー〝トーマス・グラッパ〟でヒット。

ランディングに手こずるリラン。22歳。ボーダー柄のシャツは5日間同じ・・・。
同じ服を沢山持っていると巷の噂。

でーんと、S田さんとGT。
ファインダー越しに悔し涙を拭う私。羨ましい。

帰港すると、いつも元気でファンキーに迎えてくれる名物オジサン。
私、英語もスリランカ語も話せませんが、何故かどこの国の方とも仲良くなれます。
ホントは日本女性と仲良くしたい。(笑)

で、名物オジサンに港を案内してもらう。
競りに出ていたのは、タチウオ、クロヒラアジ、キツネフエフキ、アカハタと並ぶ。

漁法としては延縄か、トローリング。
延縄は多いもので500本のフックが連なるそうで、歯の鋭い魚も多く、ワイヤーリーダーが付いていました。

延縄の餌は、イワシです。

夕食までのつかの間、ロッジの裏山に登ると眼下には広大なジャングルと沼がありました。野生動物がロッジに遊びに来る訳ですね。

3日目から担当したキャプテン。名前はエリック。確か26歳のオークランド出身。

エリックのワイフ、またはガールフレンド。
みんなインターネットがお好きなのね。

このお方も、タブレットでお仕事中。

スリランカ最後の夜は、豪快にバーベキューです。
犬の肉が出ないかドキドキしていましたが、普通に牛、鳥、魚、ソーセージでした。

帰国の日。このロッジともお別れです。
電気、水道、エアコン、TVがある快適空間に、とてもとても親切にして下さったスタッフに感謝です。

私たちを送迎した車は、日本を代表するパッセンジャーカーのハイエース。

車内はゴージャスな仕様でした。

街には、昨年インドでも見たヘンテコな三輪車がいっぱいです。インドで見たものより、キレイなタイプが多かった気がします。きっとお国柄でしょうね。スリランカの方は掃除をちゃんとしています。


海岸沿いを走っていると、あの憧れのスリランカフィッシングを発見!
運転手に思わずストッーーープ!と、叫んでいました。

カメラを握り締め、海岸に向かう。
シャッターを切っていると、後ろから棒きれみたいな釣り竿をもったオッサンが、「300ルピー、300ルピー」と言ってくる。軽く無視してシャッターを切り続ける私。
満足いくまで、写真を撮って振り返ると、エッー!乗ってきた車がなーい!
一人寂しく、海岸沿いをトボトボと歩く・・・
釣り竿を持ったオッサンが「300ルピー」とブツブツ言いながらついてくる。
前方から、乗ってきたハイエースが戻っきた。セーフと車に駆け寄ると、300ルピーのオッサンも走って来やがった。結局、300ルピーを払うハメに・・・。(1ルピー=0.8yen)
後から写真を見て分かったこと、観光ビジネスのヤラセフィッシングです。
左の人が乗っている棒の下には、絶対に魚なんて居らんでしょ。
正にフィッシング詐欺。
運転手の案内で、スリランカのナイフフィッシュを狙う。
ある意味、この旅の本命。
マイロッドを出している時間がなく、地元の方にお願いし待つこと数分。

キター!スポットナイフフィッシュ。

全長50cmほどです。

銀ピカに輝くウロコ。まるでナイフの様な体型。

スポッテッドとも言われる模様。

和名:ナギナタナマズ

最後に、素晴らしい魚に出会えたことに感激です。

スリランカでのフィッシングはまだまだ始まったばかり、高いポテンシャルを秘めた魅惑のフィールドです。開拓に出かけてみてはいかがでしょうか。
旅のお問い合わせは、トラベルプロインターナショナル。または当店まで。
http://www.travel-pro.co.jp/
◆ TACKLE ◆
・GT
ROD:T.KustoM GTX (プロト)
REEL:ステラ18000&20000
LINE:PE6-8
LURE:トーマス、カーペンター、他
・JIGGING
ROD:T.KustoM チャレンジャー
REEL:オシアジガー5000
LINE:PE5
LURE:250~300g
【インザストリーム公式 フェイスブック】
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「この海は、キリンダにつながっている。」ふと、そんなことを考えながら出発ロビーへ足早に向かう。
セントレアで、トラベルプロの山田さん、S田さん、M井さんと合流し、成田へ飛んだ。スリランカ・キリンダまでの長い道のりのスタートです。待ち時間、山田さんの行きつけの寿司屋で日本食を堪能した。きっとスリランカはカレー王国に違いないからね。
家を出て、およそ24時間で到着したキリンダのフィッシングロッジ。コロンボ空港から陸路で5時間半。
現地時間はAM3:00、いきなり宴が始まった・・・。
みなさん、アルコールが大好きな様です。

のんびりとした朝を迎え、軽い朝食をいただく。手前の茶色の物体は、ふやけたソーセージ。摩訶不思議な食感。

新鮮なトロピカルフルーツのお出迎え。フルーツ大好きな私とっては嬉しい限りです。

手入れされた庭には、花が咲き乱れ、ロッジに架かる電線をリスが上手に綱渡りしている。時折、ひょっこりとクジャクが顔を出し私たちの前を歩いていく。

コロリンとホシガメがいたり。自然好きには堪らん限りだと思います。

スケジュールにはありませんでしたが、潮が良いからとロッジのオーナーからの提案で急遽、午後から出航。
港は日本の支援で造られたようで、日の丸が目にとまる。ちょっぴり日本人として誇らしげな気持ちにさせてくれた。
港では、ライフジャケットの着用が義務付けされ、出航ノートに名前を記帳する。出航してからしばらくすると、ライフジャケットは脱いで良いとキャプテンに指示されます。

数時間の釣行でしたが、M井さんが見事にスリランカの初GTをキャッチ。流石です。

釣行2日目、灯台周りの水深15~25mのシャローリーフを叩く。
キャスト&リトリーブ
パシュッ!
ゴボッ! ゴボッ!と、
ポッピングサウンドが、無情にも波間に響く・・・。

気分転換に、クルーの撮影です。
キャプテンのニコラス。フランス人の34歳。

アシスタントのリラン。スリランカ人22歳。
年齢を訊くまで、年上だと思ってました。なんだ、ひとまわり以上も年下でした。

トラベルエージェントの山田さん。八重歯がかわいい日本人。年齢はナイショ。

少し沖のシーマウンテンでジギングを開始するとアカハタ、シロブチハタ、名前の分からないグルーパーが面白い様にヒットしてくる。一日中、真剣に狙えば一人で50匹はいけそうな感じ。ただ狙うはデカイイソマグロ。
ドラマは突然に・・・
ボトムから20mぐらいシャクリ上げた頃、ドンッと鈍いバイト。
毎違いなく大物、走られる前に可能な限りラインを巻き取る。ファイト体勢ができた途端、一気に走られた。両手でロッドグップを支えようと、リールハンドルから手を離すと、ガガガガッとハンドルが逆回転。オシアジガー5000が壊れました。そしてハンドルを握りしめ、フルドラグと言うかロックしたら、フックが伸びて痛恨のバラシ・・・。
チーン。
シェフは、我々日本人に気を使い調理してくれる。箸もあります。ただ気を抜いたタイミングでカレー風味となる。ミートソースに見えるソースはカレーです。〝スリランカカレーパスタ〟と名づけよう。

釣行3日目、沈黙を破ったのはトーマスルアーの申し子ことS田さん。
ペンシルポッパーの〝トーマス・ストロングペン〟でキャッチです。

前日と同じシーマウンテンでジャーキング。
もちろん、オシアジガーはスペアに交換してです。
気持ち良く、T.KustoMチャレンジャーが絞り込まれた。ゴン、ゴンとヘッドシェイクする感覚。
水深50mだし、まさかのアレ・・・

そう、ジギングでは釣ってはいけない魚・・・
(釣ってダメではありませんが、気分的にね)

私のファーストスリランカGTはジギングでやってしまいました。(焦)

撮影に協力していただいたS田さん、ありがとうございます。
S田さんは、ロングロッドでのジギング。チャーマスジギングを想起するシャクリで立派なバラクーダーをキャッチ。

優秀で愛嬌がある番犬、カルー。

ジギングで釣ったヨコシマサワラがムニエルになった。
ヨコシマサワラは、どこの国にでも喜んでもらえる魚。確か、オマーンではヨコシマサワラをキングフィッシュと言っていたはず。
どういうタイミングか分かりませんでしたが、Wi-Fi環境があり、時々スマホが使えました。

釣行4日目、センターコンソールのボートから波間を見続ける海の男を演出。
内心は焦り。
激チーン・・・
キャスティングもジギングも私はノーフィッシュ。
ニコラスのランクル。やはりオフロードカーはこうであって欲しい。ワイルドでタフな感じが良い。

ロッジのゲートが、カルーの定位置。

庭にはヤシの実や、カシューナッツが沢山ありました。

ホシガメも増えて。日本にお持ち帰り!
そんな恐ろしいことはできません。検疫で100%捕まります。

釣行5日目、GTフィッシング最終日。
またまたS田さんがやってくれました。スイミング系ポッパー〝トーマス・グラッパ〟でヒット。

ランディングに手こずるリラン。22歳。ボーダー柄のシャツは5日間同じ・・・。
同じ服を沢山持っていると巷の噂。

でーんと、S田さんとGT。
ファインダー越しに悔し涙を拭う私。羨ましい。

帰港すると、いつも元気でファンキーに迎えてくれる名物オジサン。
私、英語もスリランカ語も話せませんが、何故かどこの国の方とも仲良くなれます。
ホントは日本女性と仲良くしたい。(笑)

で、名物オジサンに港を案内してもらう。
競りに出ていたのは、タチウオ、クロヒラアジ、キツネフエフキ、アカハタと並ぶ。

漁法としては延縄か、トローリング。
延縄は多いもので500本のフックが連なるそうで、歯の鋭い魚も多く、ワイヤーリーダーが付いていました。

延縄の餌は、イワシです。

夕食までのつかの間、ロッジの裏山に登ると眼下には広大なジャングルと沼がありました。野生動物がロッジに遊びに来る訳ですね。

3日目から担当したキャプテン。名前はエリック。確か26歳のオークランド出身。

エリックのワイフ、またはガールフレンド。
みんなインターネットがお好きなのね。

このお方も、タブレットでお仕事中。

スリランカ最後の夜は、豪快にバーベキューです。
犬の肉が出ないかドキドキしていましたが、普通に牛、鳥、魚、ソーセージでした。

帰国の日。このロッジともお別れです。
電気、水道、エアコン、TVがある快適空間に、とてもとても親切にして下さったスタッフに感謝です。

私たちを送迎した車は、日本を代表するパッセンジャーカーのハイエース。

車内はゴージャスな仕様でした。

街には、昨年インドでも見たヘンテコな三輪車がいっぱいです。インドで見たものより、キレイなタイプが多かった気がします。きっとお国柄でしょうね。スリランカの方は掃除をちゃんとしています。


海岸沿いを走っていると、あの憧れのスリランカフィッシングを発見!
運転手に思わずストッーーープ!と、叫んでいました。

カメラを握り締め、海岸に向かう。
シャッターを切っていると、後ろから棒きれみたいな釣り竿をもったオッサンが、「300ルピー、300ルピー」と言ってくる。軽く無視してシャッターを切り続ける私。
満足いくまで、写真を撮って振り返ると、エッー!乗ってきた車がなーい!
一人寂しく、海岸沿いをトボトボと歩く・・・
釣り竿を持ったオッサンが「300ルピー」とブツブツ言いながらついてくる。
前方から、乗ってきたハイエースが戻っきた。セーフと車に駆け寄ると、300ルピーのオッサンも走って来やがった。結局、300ルピーを払うハメに・・・。(1ルピー=0.8yen)
後から写真を見て分かったこと、観光ビジネスのヤラセフィッシングです。
左の人が乗っている棒の下には、絶対に魚なんて居らんでしょ。
正にフィッシング詐欺。
運転手の案内で、スリランカのナイフフィッシュを狙う。
ある意味、この旅の本命。
マイロッドを出している時間がなく、地元の方にお願いし待つこと数分。

キター!スポットナイフフィッシュ。

全長50cmほどです。

銀ピカに輝くウロコ。まるでナイフの様な体型。

スポッテッドとも言われる模様。

和名:ナギナタナマズ

最後に、素晴らしい魚に出会えたことに感激です。

スリランカでのフィッシングはまだまだ始まったばかり、高いポテンシャルを秘めた魅惑のフィールドです。開拓に出かけてみてはいかがでしょうか。
旅のお問い合わせは、トラベルプロインターナショナル。または当店まで。
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◆ TACKLE ◆
・GT
ROD:T.KustoM GTX (プロト)
REEL:ステラ18000&20000
LINE:PE6-8
LURE:トーマス、カーペンター、他
・JIGGING
ROD:T.KustoM チャレンジャー
REEL:オシアジガー5000
LINE:PE5
LURE:250~300g
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ヒマラヤに魚を求めて
5月6~13日でゴールデンマハシールとバガリウスを求めインド・ヒマラヤに行ってきました。
ヒマラヤと聞いて、皆さんエベレストなどを連想されるでしょうね。もちろん私もそうでした。ヒマラヤと一言で言っても広大で日本の面積以上。
今回、どちらの魚も初めて狙うためデータ収集をしましたが、どれもピンとくる記事がなく苦労しました。ゴールデンマハシールのエサとなるのは、スカルピンやゴビーなどのカジカやハゼ属が多く、インディアントラウトも捕食すると。バガリウスに関しては、有力なルアーフィッシングの情報はなく、ほぼエサ釣りのみしかない。
そんな訳で、スカルピンに近い様なという意味でゴールド系のミノー、クランク、スプーン、スピナー、テイルスピンなどを多量に用意した。バガリウスには、テスト中の超大型ノイジープラグのビッグバグ、GTルアー、マグロルアーを揃えた。
細かいタックルは後ほど説明するとして、旅のお話に進めさせていただきます。
5月6日
中部国際空港セントレアで、まず荷物の重量オーバーで18000円の追加料金を支払った。
GTやジギングの海外遠征でもいつも支払うが、18000円は少々痛い・・・。
私より6kg体重が重い乗客なんて沢山いるだろうにね。
やっとこさ荷物を預け、スタバでホッとしている時の写真です。

タイ航空で、バンコク経由、デリー着でほぼ一日かけてインドに到着。
空港を出ると出迎えを待つプレートを持った人が大勢いました。その中にきっと、KAWASHIMAと書いてあるプレートがあるはずだと探してみるものの、一向にみつからない・・・・。焦る私
そんな大勢の中、やたら私にアピールしてくるインド人がいた。でも彼が持つ手にはHASEGAWAと、どう考えても違うやろ??? でも、まぁーいっか!こいつに一回聞いてみようと話しかけてみた。
インド人、英語で: 「ハセガワさんですか?」
私、英語風の日本語で: 「違う。俺はカワシマだ。」
インド人: 「でも、それは釣り竿だろ?」
私: 「そうだよ。これからヒマラヤに行くからガイドを探している。」
インド人: 「ガイドは私だよ」
私: 「だから俺はカワシマだって!ハセガワじゃね~」 だんだん苛立ってきた。
インド人: どこかに電話をかけてヒンドゥー語で「OOXXOOXX;・・xx`+*}?>」
インド人: 「貴方に間違いないからついて来て」と・・・・
私: 「だから俺はハセガワじゃね~!!!!」
このインド人、めちゃくちゃ困った顔をしている。今にも泣きそうだ。
なんだか私が悪い様な気がしてきた。ちょっと冷静になり、今回の旅を提供していただいたトラベルプロインターナショナルのスケジュール表を取り出し、見せると。
インド人:「間違いない貴方です。」
ホントか?いきなり変な所に私を連れ込もうとしてないよな?と考えながら、インド人の後ろについてタクシー乗り場へ。モワッとした暑さと、慣れない英語でのバトル、飛行機の疲れからボーとしていたら、私のスーツケースを勝手に握っている汚いオッサン!! 何じゃコイツと思った瞬間にチップをせがまれた。
軽くムーーーシ!!!(無視)
インド人、私の代わりにチップを払ってくれた。この時点で「何だかコイツ信用できるじゃん」と、思い出した。
用意されたタクシーが来る間に色々なことを話した。このインド人ガイドの名はピータン。25歳でヒマラヤンアウトバックのスタッフであり、デリーからロッジまで案内すると。
タクシー到着。ロッドを車に積んでいると、どこからか知らない間に違うオッサンが私のスーツケースをタクシーに積み込んでいる。親切な人も居るもんだと考えていたら、チップを求められて・・・・渋々10ルピー渡してやった。
クラクション鳴りっぱなしで縦横無尽に走るタクシーで、デリー内のホテルへ到着したの20時頃だったろうか。

清潔感ある部屋で、疲れを癒そうと早々にベッドに潜り込むと、プ~~ンと飛んで来る蚊の攻撃!ここでマラリアになってたまるかと、一晩中格闘していたら、ガイドのピータンが朝5時に迎えに来た。
5月7日
車でのロングドライブがスタート。
と、思っていたらオールドデリー駅に・・・・・
えっ!予定変更? まっ、良いか~。
駅の入口で、ピータンが何か分からんこと言い残しダッシュ! ポツンと独り残され・・・(寂)
数分後、ピータンが赤いシャツにゴールドの腕章をしたオッサンを連れてきた。
すると、私の26kgのスーツケースを軽々と頭に乗せて、ロッドケースを片手に運び出した。そう、ポーターです。
こっそりとピータンがポーターにいくら払うか見ていると100ルピーでした。凡そ180円。

写真の通り、ホームには人が溢れ、しゃがんでいる人、寝そべっている人、線路を渡る人、何故か犬。
悪気は全くないのですが、数人は蹴っ飛ばしました。
列車到着!
電車なのか?ディーゼルなのか? レトロ

恐らく、最上級の指定席ですが、いい味が出ています。
ガンガンにエアコンが効いていて寒いぐらいでした。

はーい!
ここからは世界の車窓をお楽しみください。
by Fujitsu


何か感じ取っていただきたいこの光景に。
列車もクラクションが鳴りっぱです。
オールドデリー駅からラムナガル駅まで6時間で到着。
途中、朝昼と二度の食事が用意されたが、どれもまあまあ食べれた。
ラムナガル駅周辺

ジム・コルベットナショナルパークへ入ると直ぐにサルやシカが出迎えてくれた。
何と野生のゾウまでも。
このナショナルパークはトラで有名で、アドベンチャーツアーが盛ん。国道沿いにはインドブランドTATAの4WD車が多く駐車されていた。

国道を2時間ぐらい走った所だろうか。4WD車でも困難な荒れた道の前に止まった。
ピータン: 「ここから歩きになります。」
私: 「どれぐらい歩くのですか?」
ピータン: 「一時間ぐらい。」
私:「OK・・・・・」
ゴソゴソとトレッキングスタイルのパッキングに入れ替えていると、ポーターが登場!!
「お~!!神様、仏様、ガンジー様、ありがとうございます。」
10kg近いリュックを背負い歩きだして15分もしないうちに、途方もない暑さと急こう配で息切れです。
列車の中でゲットしたミネラルウォーターは最早お湯ですが、それでも美味しく感じた。
ヘロヘロになりロッジに到着。5~6名のスタッフが柔かに迎えてくれた。
直ぐさまコテージに案内されると、フィッシングガイドのサンジーが「このあとイブニングだから釣りに行こう。30分で用意してくれ」と。

寝不足と疲労感はあったが、断る理由も見つからず、初めてのラムガンジス川へ降りた。

ご覧の通り、乾季で渇水でしたが、おかげで直ぐに悠々と泳ぐゴールデンマハシールを見つけることができた。
すごく分かりにくいと思いますが、これで20kg近い個体です。

とても充実した2日目、そして初めてのラムガンジス川の女神は微笑んでくれなかった。
陽が落ちたかけた頃、コテージに戻ると電気、水道、ガス、乗り物がないことに気がついた。慌てて念のため用意してきたヘッドライトを探した。

私を照らすのはオイルランプ、ロウソク、ヘッドライト、そして釣りたい熱い想いだけの生活がスタートした。
5月8日
午前5時にセットした目覚ましより先に目が覚める。
さて、今日は丸一日釣りができる。
鳥のさえずりを聞きながら、タックルの準備を進める。前日の経験から、大型のゴールデンマハシールはラインが太いと直ぐに逃げてしまう。ほぼサイトフィッシングで、想像していたより難しい。
昨日は30LBのリーダーだったが今日は20LBだな。

ロッジを出発して、ラムガンジス川の川原を歩く、歩く、歩く。
ガイドのサンジーの足元は、ウェーディングシューズではなくスニーカー。これが正しい選択かもしれないが、川を渡る時は、ヨボヨボの爺さんみたいに遅い。
川歩きには自信があったが、サンジーについて行くのが必死。
サンジーが川を渡る時に追いつくのですがね。
じゃーん!
インドファーストフィッシュは、密かに憧れていたインディアントラウトでした。
側面を写そうとした瞬間に暴れて、バイバイ・・・。
この調子だとまた直ぐに釣れるだろう。

8時頃。
サンジー: 「もう8時だから、朝食にしよう」
私: 「OK!ハングリー」
サンジーのリュックからお弁当が出てくるのかと思いきや、ロッジに戻ると言う。
6時に出発して、釣りした時間は僅か30分ほど。
When in Rome, do as the Romans do.
”郷に入っては郷に従え”だな。トボトボと歩き出す。
これがロッジのオープンテラス。
中々お洒落でしょ!?!?

イギリスやアメリカからのお客も多いようで、それなりに清潔でした。
壁の額には、美しいゴールデンマハシールの写真やIGFAパートナーガイドサービスの証。ジム・コルベット氏の本などが飾られていた。

朝食後、再び川に戻る。
今度はロッジ下の近場のポイント。

10Kgクラスはゴロゴロといる。
しかし、釣れない・・・
兎に角、スレているとしか言い様がない。
徐々に気温が上昇しだし、手持ちの温度計は午前11時で40℃を超えている・・・・
私:「ベリーホット・・・」
サンジー: 「帰ろう。次はイブニングを狙おう。」
ロッジに帰り、ウェーディングシューズを脱ぎ捨て、木陰でひと休み。

12LBまでリーダーを細くし、イブニングに出かけた。
大きなルアーには見向きもしない。7~8cmサツキマス用のルアーを幾つかセレクトし、キャストを繰り返す。
遠投が効く重心移動のルアーを投げると逃げる。スプーンを投げるとチェイスする。何だこの違いは??
ふと思ったのが、重心移動のウェイトがカチカチ、コトコトとラトルのような音が出るルアーはダメなのか。
固定ウェイト、バルサボディのブラウニートラン7cmを結んでみた。
水面下15cmをヨタヨタとスローリトリーブ。
突然、黄金色の何かがものスゴいスピードで横切った!
バシャッ!
ラインが引きずり出され、ドラグが、ジーーーーーーーーーーーッと、叫ぶ。
間違いない!ゴールデンマハシールや!
私の心臓は、バクバク、ドキドキ
テストロッドのストリームフューリー70Mを横に寝し慎重にランディング。
「ヤッタァ~~~!」

サイズなんてどうでも良い。これが、ファーストゴールデンマハシールや!
魚体に触れる手が震えた・・・・・。
日常の生活の中で、この感覚は絶対に得られない。憧れ抱いた魚をキャッチした時だけに得られるこの感覚。
私にとって至福のひと時。
このウロコを見たかった。触ってみたかった。
アジアアロワナと鯉を足した様なウロコ。

イワナにも似た形状の美しい胸鰭は、黄金色に輝いていた。

これを求め、遥々ヒマラヤにやってきたのだ。
撮影をしたあとも、リリースするのが惜しくしばらく見とれていた。
サンジー: 「次は大きいのを釣ろう。逃がしてあげて」
私: 「ウン。」 完全に英語を忘れて日本語で答える。
このあと、小さな小さなゴールデマハシールがヒットするものの、大型には恵まれずロッジへ。
晩御飯までに小腹がすいたので、お菓子を食べようとデリーで買ったスナック菓子をスーツケースから出してみると、袋がパンパンに膨れていた。
もしかして、標高が高くて気圧が低い? それで直ぐに息切れになるのか?
運動不足が原因だとは分かってます。読者の皆様、ツッコミは止めてください。

5月9日
ダージリンティーを片手にクッキーを頬張りながら、朝の釣りに出かける。
紅茶の本場インド。流石に美味しい!
最初のポイントでブラウニートランのアユカラーをキャストすること2~3投目。
コツン!と何かがヒットした。
14~15cmのアルジーターのような口と姿をし、黒くウロコがゴツゴツとした魚。
写真を撮ろうとしたら、サンジーがポイっ!と、
「お~い!!」
色々な資料で調べた結果この魚が最有力。
crossocheilus latius

気を取り直し再びキャストすると、またコツンと小さなアタリ。
10cmぐらいのオイカワみたいな魚が釣れた。
カメラカメラと準備をしていると、サンジーがポイっ!
「お~い!!」
で、こちらも写真がなくこれが最有力候補。
Zacco ザコ??

しばらくすると、今度は黒いマハシールがヒットした。そのまんまで、ブラックマハシールだとさ。
正直、違いが良くわからん・・・。

複雑に流れる瀬尻にあった岩のスリットにルアーを通すと。
バシャン!!
どうもゴールデンマハシールは、捕食直後に大きく身体を反転させるようで、尾びれで水面を激しく叩く。
私: 「サンジー!デカイ!」 当然、日本語。
尾びれの大きさは両手を合わせて広げたぐらい。
一気に下流へ走る。
ショックリーダー8LB、PE1号。ロッドのタメを効かせながら私もゆっくりと下流へ移動する。
「ヤバイ!こいつ次の瀬も降ろうとしている・・・」
勝負に出る私、ビッグフィッシュにはそれなりに慣れているハズ。全身を使ってゴールデンマハシールをいなす。
ランディングまで残り4~5m、 パンッ!!
ラインが風になびいた・・・・
途方も無い脱力感。
川原とブッシュの間には、知る人ぞ知る危ない草が生えている。
その気になって集めたら凄いだろうね。

サンジーも私も失望した帰り道
ランチはいつもこんな感じのカレーライスになる。でも、毎回微妙に味が違うのが嬉しい。
レモネードは常温より気持ち冷えてる状態です。

ランチのあとは夕方までひたすら暑さに耐えるだけ。
寝るか、ボーとするしかできない。

イブニングタイム。
再びサンジーと川に向かう。
頭に乗せているのは、ロープとなる原料。
川に束ねた枝が沈めてあり、それを女性たちが皮を剥ぎ、このような状態にする。
余談になるが、サンジーは36歳。独身。何故、独身かと訊ねると「釣りばかりしているから」と。
どこかで聞いたような話。

幸先よく、小型なゴールデンマハシールをキャッチ。

ここは初日に20kg近いゴールデンマハシールを見つけたポイント。
陽も山の向こうに行き、期待できる時間帯となってきた。

ドッカーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の30mぐらい先で、巨大な水柱が立った!!
直後に山火事発生!!!
ダイナマイトが投げ込まれた。
そう、ダイナマイト漁・・・・
腰抜けた!マジ、死ぬかと思った。
本日終了・・・・。
山火事があった場所を翌日歩いてみました。
5月10日
今日はとなり村までの遠征だ。自然に気合が入り、3時頃からソワソワして寝ていられない。
ロッジには大型犬が5匹がおり、とても人懐っこい可愛い奴らだ。ただ、狂犬病が怖いのでジャレ合うことは避けました。その犬たちが、一晩中、吠えていたから寝れなかったのも事実。

朝、コテージの扉を開くと、番犬としてのお勤めが終わったのが嬉しいのか、一斉に駆け寄ってくる。
う~ん、コイツら可愛いお利口さんです。
毎朝用意されるこの不思議な食べ物。
ホットミルクに生ポテトをみじん切りにしたモノ。コーンフレークのようで、そうでない不思議な味。流石に、3回目となると味に慣れてきて、完食ができるようになった。

ここまで一度も登場していない人食いナマズのバガリウス。現地名グーンチ。日本ではグーンシュと紹介されている。シーズンが11月らしく、全く釣りにならない。理由はクリアウォーターだと釣れないとのこと。と、言うことは夜なら釣れるのでは??
朝一番、サンジーに「バガリウスが釣りたいから、今夜釣りに行こう」と伝えたら、彼は笑っている。OKなんか?
これがバガリウス。

となり村まで、歩く、歩く、歩く、歩く、歩く・・・・・
ウェーディングシューズではなく、トレッキングシューズで来れば良かったと後悔。
デコボコの道を2時間ぐらい歩いただろうか、となり村に到着。
田舎の素朴な女性は、私を見ると作業を止めて手を合わせる。いわゆる合掌です。なんか素敵です。
オサルさんは毎日見ます。
となり村からロッジまで、川を降るようにポイントを攻めましたが、まさかの一匹で終了・・・

私の心は、不完全燃焼・・・
長距離を歩いた代償として、ウェ-ディングシューズのソールが剥がれた。
タイラップで補修。

サンジーが居なくても、今夜、こっそりと一人でバガリウスを狙いに行ってやると自分に誓う。

昼下がり木陰でボーとしていると、サンジーが来て、「15フィートのコブラ捕まえた。昨日は、12フィートのコブラ。食べるか?」
私: 「食べない。」
サンジー: 「なんだ、日本人はヘビ食べないのか?」
私: 「食べる人もいるけど、私は食べない。」
サンジーは寂しそうにコテージをあとにした。
私:「やっべ~!この辺、そんなコブラも居るんや! 去年はトラも出たと言っていたな。ワニも居るとか居ないとか。そうか、犬が一晩中吠えているには理由があるのね。こいつら本当の番犬や。」
チキン川嶌: 「今夜、バガリウス狙いに行きませ~~~ん!」
5月11日
今日は本来なら、国立公園の中を4WD車に乗ってトラなどの野生動物を見に行くプランを立てていましたが、不完全燃焼ぎみなので釣りに変更。
いつもと違う犬の吠え方に異変を感じ、扉を開くと犬たちが見て見ててな感じで尾っぽをフリフリしなが何かを引きずって来た。
鹿じゃーん!
すでに八つ裂き状態になってまして、獣臭が凄まじい。
口の周りと脚は血まみれ・・・
分かったから、お前ら俺に近寄るな!!!

川原を眺めると青いデカイ鳥がいる。クジャク???
めいいっぱいズームモードにして何とか撮影。

もう野生動物は結構です。ゴールデンマハシールを釣らしてください。
サンジー: 「大きい魚が見たいか?」
私: 「見たい見たい」
サンジー: 「じゃ、オレの街まで行こう」
私: 「OK!!」
と軽く返事したのは良いのだが・・・・
下流へ、歩く、歩く、歩く、歩く、歩く、歩く・・・・・2時間以上。
で、結局いつもと同じぐらいのゴールデンマハシールをニアキス(スピナー)でキャッチ。

サンジーが珍しくディープダイバーを投げろと言う。理由は分からんがとりあえずシュガーディープをキャスト。
すると直ぐに何かがヒットした。
インディアントラウトだ。
最初に釣ってからご無沙汰でした。今回は、キッチリと写真に納めさせていただきます。

ビッグマウスとサンジーが言うことだけあって、確かに口はデカイ。
少し日本のハスにも似た雰囲気がある。ちょっぴりエソにも似ているかな?

もう少し下流に行くと、わんさか10kgオーバーが浮いていた。

見えますか?写真ほぼ中央、10kgオーバーのゴールデンマハシールの下の黒い影。
これがバガリウス。大型のゴールデンマハシールより更にデカイ!30~40kgありそうです。

ガーン!!! 国立公園で釣り禁止エリア・・・
ホントに見るだけじゃん
雨期になるとこの魚達が上流に上がり、また釣れる様になるとのこと。ゴールデンマハシールは、通年狙えるが2~4月がベストシーズンのようだ。
ラストチャンスを迎えたイブニング。
決して大きくはないが、美しいプロポーションとウロコを持ったゴールデンマハシールに出会えることができた。

サンジーありがとう。

最後の夜は柄にもなく、焚き火で旅の想い出に更けた。

5月12日
ゆっくりとした朝を迎え、帰りのパッキングを行う。
現実に引き戻されていくこの感覚は、旅の中で一番嫌いな時間かもしれない。

煮沸しただけのこの水にどれだけ助けられたか。一日何リッター飲んだのだろう?

広場には、フライのキャスティング練習ゾーンもありました。

このサイズもいない訳でなく、いるのだが釣れないだけ。
次こそはね。

来た路を戻る・・・・
やっぱり、どえらい疲れるがーん。
デリーに近づけば、インドの現状を考えさせられる光景が嫌でも目に入る。
最後に、釣果はイマイチだったかもしれない。
ただ、一人旅としては最高だった。
もう一度チャレンジしてみたいフィールドができた。
ありがとうインド・ヒマラヤ。
そして私を支えてくれた全ての人々に感謝します。

旅のお問い合わせ:トラベルプロインターナショナル
または、インザストリーム
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ヒマラヤと聞いて、皆さんエベレストなどを連想されるでしょうね。もちろん私もそうでした。ヒマラヤと一言で言っても広大で日本の面積以上。
今回、どちらの魚も初めて狙うためデータ収集をしましたが、どれもピンとくる記事がなく苦労しました。ゴールデンマハシールのエサとなるのは、スカルピンやゴビーなどのカジカやハゼ属が多く、インディアントラウトも捕食すると。バガリウスに関しては、有力なルアーフィッシングの情報はなく、ほぼエサ釣りのみしかない。
そんな訳で、スカルピンに近い様なという意味でゴールド系のミノー、クランク、スプーン、スピナー、テイルスピンなどを多量に用意した。バガリウスには、テスト中の超大型ノイジープラグのビッグバグ、GTルアー、マグロルアーを揃えた。
細かいタックルは後ほど説明するとして、旅のお話に進めさせていただきます。
5月6日
中部国際空港セントレアで、まず荷物の重量オーバーで18000円の追加料金を支払った。
GTやジギングの海外遠征でもいつも支払うが、18000円は少々痛い・・・。
私より6kg体重が重い乗客なんて沢山いるだろうにね。
やっとこさ荷物を預け、スタバでホッとしている時の写真です。

タイ航空で、バンコク経由、デリー着でほぼ一日かけてインドに到着。
空港を出ると出迎えを待つプレートを持った人が大勢いました。その中にきっと、KAWASHIMAと書いてあるプレートがあるはずだと探してみるものの、一向にみつからない・・・・。焦る私
そんな大勢の中、やたら私にアピールしてくるインド人がいた。でも彼が持つ手にはHASEGAWAと、どう考えても違うやろ??? でも、まぁーいっか!こいつに一回聞いてみようと話しかけてみた。
インド人、英語で: 「ハセガワさんですか?」
私、英語風の日本語で: 「違う。俺はカワシマだ。」
インド人: 「でも、それは釣り竿だろ?」
私: 「そうだよ。これからヒマラヤに行くからガイドを探している。」
インド人: 「ガイドは私だよ」
私: 「だから俺はカワシマだって!ハセガワじゃね~」 だんだん苛立ってきた。
インド人: どこかに電話をかけてヒンドゥー語で「OOXXOOXX;・・xx`+*}?>」
インド人: 「貴方に間違いないからついて来て」と・・・・
私: 「だから俺はハセガワじゃね~!!!!」
このインド人、めちゃくちゃ困った顔をしている。今にも泣きそうだ。
なんだか私が悪い様な気がしてきた。ちょっと冷静になり、今回の旅を提供していただいたトラベルプロインターナショナルのスケジュール表を取り出し、見せると。
インド人:「間違いない貴方です。」
ホントか?いきなり変な所に私を連れ込もうとしてないよな?と考えながら、インド人の後ろについてタクシー乗り場へ。モワッとした暑さと、慣れない英語でのバトル、飛行機の疲れからボーとしていたら、私のスーツケースを勝手に握っている汚いオッサン!! 何じゃコイツと思った瞬間にチップをせがまれた。
軽くムーーーシ!!!(無視)
インド人、私の代わりにチップを払ってくれた。この時点で「何だかコイツ信用できるじゃん」と、思い出した。
用意されたタクシーが来る間に色々なことを話した。このインド人ガイドの名はピータン。25歳でヒマラヤンアウトバックのスタッフであり、デリーからロッジまで案内すると。
タクシー到着。ロッドを車に積んでいると、どこからか知らない間に違うオッサンが私のスーツケースをタクシーに積み込んでいる。親切な人も居るもんだと考えていたら、チップを求められて・・・・渋々10ルピー渡してやった。
クラクション鳴りっぱなしで縦横無尽に走るタクシーで、デリー内のホテルへ到着したの20時頃だったろうか。

清潔感ある部屋で、疲れを癒そうと早々にベッドに潜り込むと、プ~~ンと飛んで来る蚊の攻撃!ここでマラリアになってたまるかと、一晩中格闘していたら、ガイドのピータンが朝5時に迎えに来た。
5月7日
車でのロングドライブがスタート。
と、思っていたらオールドデリー駅に・・・・・
えっ!予定変更? まっ、良いか~。
駅の入口で、ピータンが何か分からんこと言い残しダッシュ! ポツンと独り残され・・・(寂)
数分後、ピータンが赤いシャツにゴールドの腕章をしたオッサンを連れてきた。
すると、私の26kgのスーツケースを軽々と頭に乗せて、ロッドケースを片手に運び出した。そう、ポーターです。
こっそりとピータンがポーターにいくら払うか見ていると100ルピーでした。凡そ180円。

写真の通り、ホームには人が溢れ、しゃがんでいる人、寝そべっている人、線路を渡る人、何故か犬。
悪気は全くないのですが、数人は蹴っ飛ばしました。
列車到着!
電車なのか?ディーゼルなのか? レトロ

恐らく、最上級の指定席ですが、いい味が出ています。
ガンガンにエアコンが効いていて寒いぐらいでした。

はーい!
ここからは世界の車窓をお楽しみください。
by Fujitsu


何か感じ取っていただきたいこの光景に。
列車もクラクションが鳴りっぱです。
オールドデリー駅からラムナガル駅まで6時間で到着。
途中、朝昼と二度の食事が用意されたが、どれもまあまあ食べれた。
ラムナガル駅周辺

ジム・コルベットナショナルパークへ入ると直ぐにサルやシカが出迎えてくれた。
何と野生のゾウまでも。
このナショナルパークはトラで有名で、アドベンチャーツアーが盛ん。国道沿いにはインドブランドTATAの4WD車が多く駐車されていた。

国道を2時間ぐらい走った所だろうか。4WD車でも困難な荒れた道の前に止まった。
ピータン: 「ここから歩きになります。」
私: 「どれぐらい歩くのですか?」
ピータン: 「一時間ぐらい。」
私:「OK・・・・・」
ゴソゴソとトレッキングスタイルのパッキングに入れ替えていると、ポーターが登場!!
「お~!!神様、仏様、ガンジー様、ありがとうございます。」
10kg近いリュックを背負い歩きだして15分もしないうちに、途方もない暑さと急こう配で息切れです。
列車の中でゲットしたミネラルウォーターは最早お湯ですが、それでも美味しく感じた。
ヘロヘロになりロッジに到着。5~6名のスタッフが柔かに迎えてくれた。
直ぐさまコテージに案内されると、フィッシングガイドのサンジーが「このあとイブニングだから釣りに行こう。30分で用意してくれ」と。

寝不足と疲労感はあったが、断る理由も見つからず、初めてのラムガンジス川へ降りた。

ご覧の通り、乾季で渇水でしたが、おかげで直ぐに悠々と泳ぐゴールデンマハシールを見つけることができた。
すごく分かりにくいと思いますが、これで20kg近い個体です。

とても充実した2日目、そして初めてのラムガンジス川の女神は微笑んでくれなかった。
陽が落ちたかけた頃、コテージに戻ると電気、水道、ガス、乗り物がないことに気がついた。慌てて念のため用意してきたヘッドライトを探した。

私を照らすのはオイルランプ、ロウソク、ヘッドライト、そして釣りたい熱い想いだけの生活がスタートした。
5月8日
午前5時にセットした目覚ましより先に目が覚める。
さて、今日は丸一日釣りができる。
鳥のさえずりを聞きながら、タックルの準備を進める。前日の経験から、大型のゴールデンマハシールはラインが太いと直ぐに逃げてしまう。ほぼサイトフィッシングで、想像していたより難しい。
昨日は30LBのリーダーだったが今日は20LBだな。

ロッジを出発して、ラムガンジス川の川原を歩く、歩く、歩く。
ガイドのサンジーの足元は、ウェーディングシューズではなくスニーカー。これが正しい選択かもしれないが、川を渡る時は、ヨボヨボの爺さんみたいに遅い。
川歩きには自信があったが、サンジーについて行くのが必死。
サンジーが川を渡る時に追いつくのですがね。
じゃーん!
インドファーストフィッシュは、密かに憧れていたインディアントラウトでした。
側面を写そうとした瞬間に暴れて、バイバイ・・・。
この調子だとまた直ぐに釣れるだろう。

8時頃。
サンジー: 「もう8時だから、朝食にしよう」
私: 「OK!ハングリー」
サンジーのリュックからお弁当が出てくるのかと思いきや、ロッジに戻ると言う。
6時に出発して、釣りした時間は僅か30分ほど。
When in Rome, do as the Romans do.
”郷に入っては郷に従え”だな。トボトボと歩き出す。
これがロッジのオープンテラス。
中々お洒落でしょ!?!?

イギリスやアメリカからのお客も多いようで、それなりに清潔でした。
壁の額には、美しいゴールデンマハシールの写真やIGFAパートナーガイドサービスの証。ジム・コルベット氏の本などが飾られていた。

朝食後、再び川に戻る。
今度はロッジ下の近場のポイント。

10Kgクラスはゴロゴロといる。
しかし、釣れない・・・
兎に角、スレているとしか言い様がない。
徐々に気温が上昇しだし、手持ちの温度計は午前11時で40℃を超えている・・・・
私:「ベリーホット・・・」
サンジー: 「帰ろう。次はイブニングを狙おう。」
ロッジに帰り、ウェーディングシューズを脱ぎ捨て、木陰でひと休み。

12LBまでリーダーを細くし、イブニングに出かけた。
大きなルアーには見向きもしない。7~8cmサツキマス用のルアーを幾つかセレクトし、キャストを繰り返す。
遠投が効く重心移動のルアーを投げると逃げる。スプーンを投げるとチェイスする。何だこの違いは??
ふと思ったのが、重心移動のウェイトがカチカチ、コトコトとラトルのような音が出るルアーはダメなのか。
固定ウェイト、バルサボディのブラウニートラン7cmを結んでみた。
水面下15cmをヨタヨタとスローリトリーブ。
突然、黄金色の何かがものスゴいスピードで横切った!
バシャッ!
ラインが引きずり出され、ドラグが、ジーーーーーーーーーーーッと、叫ぶ。
間違いない!ゴールデンマハシールや!
私の心臓は、バクバク、ドキドキ
テストロッドのストリームフューリー70Mを横に寝し慎重にランディング。
「ヤッタァ~~~!」

サイズなんてどうでも良い。これが、ファーストゴールデンマハシールや!
魚体に触れる手が震えた・・・・・。
日常の生活の中で、この感覚は絶対に得られない。憧れ抱いた魚をキャッチした時だけに得られるこの感覚。
私にとって至福のひと時。
このウロコを見たかった。触ってみたかった。
アジアアロワナと鯉を足した様なウロコ。

イワナにも似た形状の美しい胸鰭は、黄金色に輝いていた。

これを求め、遥々ヒマラヤにやってきたのだ。
撮影をしたあとも、リリースするのが惜しくしばらく見とれていた。
サンジー: 「次は大きいのを釣ろう。逃がしてあげて」
私: 「ウン。」 完全に英語を忘れて日本語で答える。
このあと、小さな小さなゴールデマハシールがヒットするものの、大型には恵まれずロッジへ。
晩御飯までに小腹がすいたので、お菓子を食べようとデリーで買ったスナック菓子をスーツケースから出してみると、袋がパンパンに膨れていた。
もしかして、標高が高くて気圧が低い? それで直ぐに息切れになるのか?
運動不足が原因だとは分かってます。読者の皆様、ツッコミは止めてください。

5月9日
ダージリンティーを片手にクッキーを頬張りながら、朝の釣りに出かける。
紅茶の本場インド。流石に美味しい!
最初のポイントでブラウニートランのアユカラーをキャストすること2~3投目。
コツン!と何かがヒットした。
14~15cmのアルジーターのような口と姿をし、黒くウロコがゴツゴツとした魚。
写真を撮ろうとしたら、サンジーがポイっ!と、
「お~い!!」
色々な資料で調べた結果この魚が最有力。
crossocheilus latius

気を取り直し再びキャストすると、またコツンと小さなアタリ。
10cmぐらいのオイカワみたいな魚が釣れた。
カメラカメラと準備をしていると、サンジーがポイっ!
「お~い!!」
で、こちらも写真がなくこれが最有力候補。
Zacco ザコ??

しばらくすると、今度は黒いマハシールがヒットした。そのまんまで、ブラックマハシールだとさ。
正直、違いが良くわからん・・・。

複雑に流れる瀬尻にあった岩のスリットにルアーを通すと。
バシャン!!
どうもゴールデンマハシールは、捕食直後に大きく身体を反転させるようで、尾びれで水面を激しく叩く。
私: 「サンジー!デカイ!」 当然、日本語。
尾びれの大きさは両手を合わせて広げたぐらい。
一気に下流へ走る。
ショックリーダー8LB、PE1号。ロッドのタメを効かせながら私もゆっくりと下流へ移動する。
「ヤバイ!こいつ次の瀬も降ろうとしている・・・」
勝負に出る私、ビッグフィッシュにはそれなりに慣れているハズ。全身を使ってゴールデンマハシールをいなす。
ランディングまで残り4~5m、 パンッ!!
ラインが風になびいた・・・・
途方も無い脱力感。
川原とブッシュの間には、知る人ぞ知る危ない草が生えている。
その気になって集めたら凄いだろうね。

サンジーも私も失望した帰り道
ランチはいつもこんな感じのカレーライスになる。でも、毎回微妙に味が違うのが嬉しい。
レモネードは常温より気持ち冷えてる状態です。

ランチのあとは夕方までひたすら暑さに耐えるだけ。
寝るか、ボーとするしかできない。

イブニングタイム。
再びサンジーと川に向かう。
頭に乗せているのは、ロープとなる原料。
川に束ねた枝が沈めてあり、それを女性たちが皮を剥ぎ、このような状態にする。
余談になるが、サンジーは36歳。独身。何故、独身かと訊ねると「釣りばかりしているから」と。
どこかで聞いたような話。

幸先よく、小型なゴールデンマハシールをキャッチ。

ここは初日に20kg近いゴールデンマハシールを見つけたポイント。
陽も山の向こうに行き、期待できる時間帯となってきた。

ドッカーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の30mぐらい先で、巨大な水柱が立った!!
直後に山火事発生!!!
ダイナマイトが投げ込まれた。
そう、ダイナマイト漁・・・・
腰抜けた!マジ、死ぬかと思った。
本日終了・・・・。
山火事があった場所を翌日歩いてみました。
5月10日
今日はとなり村までの遠征だ。自然に気合が入り、3時頃からソワソワして寝ていられない。
ロッジには大型犬が5匹がおり、とても人懐っこい可愛い奴らだ。ただ、狂犬病が怖いのでジャレ合うことは避けました。その犬たちが、一晩中、吠えていたから寝れなかったのも事実。

朝、コテージの扉を開くと、番犬としてのお勤めが終わったのが嬉しいのか、一斉に駆け寄ってくる。
う~ん、コイツら可愛いお利口さんです。
毎朝用意されるこの不思議な食べ物。
ホットミルクに生ポテトをみじん切りにしたモノ。コーンフレークのようで、そうでない不思議な味。流石に、3回目となると味に慣れてきて、完食ができるようになった。

ここまで一度も登場していない人食いナマズのバガリウス。現地名グーンチ。日本ではグーンシュと紹介されている。シーズンが11月らしく、全く釣りにならない。理由はクリアウォーターだと釣れないとのこと。と、言うことは夜なら釣れるのでは??
朝一番、サンジーに「バガリウスが釣りたいから、今夜釣りに行こう」と伝えたら、彼は笑っている。OKなんか?
これがバガリウス。

となり村まで、歩く、歩く、歩く、歩く、歩く・・・・・
ウェーディングシューズではなく、トレッキングシューズで来れば良かったと後悔。
デコボコの道を2時間ぐらい歩いただろうか、となり村に到着。
田舎の素朴な女性は、私を見ると作業を止めて手を合わせる。いわゆる合掌です。なんか素敵です。
オサルさんは毎日見ます。
となり村からロッジまで、川を降るようにポイントを攻めましたが、まさかの一匹で終了・・・

私の心は、不完全燃焼・・・
長距離を歩いた代償として、ウェ-ディングシューズのソールが剥がれた。
タイラップで補修。

サンジーが居なくても、今夜、こっそりと一人でバガリウスを狙いに行ってやると自分に誓う。

昼下がり木陰でボーとしていると、サンジーが来て、「15フィートのコブラ捕まえた。昨日は、12フィートのコブラ。食べるか?」
私: 「食べない。」
サンジー: 「なんだ、日本人はヘビ食べないのか?」
私: 「食べる人もいるけど、私は食べない。」
サンジーは寂しそうにコテージをあとにした。
私:「やっべ~!この辺、そんなコブラも居るんや! 去年はトラも出たと言っていたな。ワニも居るとか居ないとか。そうか、犬が一晩中吠えているには理由があるのね。こいつら本当の番犬や。」
チキン川嶌: 「今夜、バガリウス狙いに行きませ~~~ん!」
5月11日
今日は本来なら、国立公園の中を4WD車に乗ってトラなどの野生動物を見に行くプランを立てていましたが、不完全燃焼ぎみなので釣りに変更。
いつもと違う犬の吠え方に異変を感じ、扉を開くと犬たちが見て見ててな感じで尾っぽをフリフリしなが何かを引きずって来た。
鹿じゃーん!
すでに八つ裂き状態になってまして、獣臭が凄まじい。
口の周りと脚は血まみれ・・・
分かったから、お前ら俺に近寄るな!!!

川原を眺めると青いデカイ鳥がいる。クジャク???
めいいっぱいズームモードにして何とか撮影。

もう野生動物は結構です。ゴールデンマハシールを釣らしてください。
サンジー: 「大きい魚が見たいか?」
私: 「見たい見たい」
サンジー: 「じゃ、オレの街まで行こう」
私: 「OK!!」
と軽く返事したのは良いのだが・・・・
下流へ、歩く、歩く、歩く、歩く、歩く、歩く・・・・・2時間以上。
で、結局いつもと同じぐらいのゴールデンマハシールをニアキス(スピナー)でキャッチ。

サンジーが珍しくディープダイバーを投げろと言う。理由は分からんがとりあえずシュガーディープをキャスト。
すると直ぐに何かがヒットした。
インディアントラウトだ。
最初に釣ってからご無沙汰でした。今回は、キッチリと写真に納めさせていただきます。

ビッグマウスとサンジーが言うことだけあって、確かに口はデカイ。
少し日本のハスにも似た雰囲気がある。ちょっぴりエソにも似ているかな?

もう少し下流に行くと、わんさか10kgオーバーが浮いていた。

見えますか?写真ほぼ中央、10kgオーバーのゴールデンマハシールの下の黒い影。
これがバガリウス。大型のゴールデンマハシールより更にデカイ!30~40kgありそうです。

ガーン!!! 国立公園で釣り禁止エリア・・・
ホントに見るだけじゃん
雨期になるとこの魚達が上流に上がり、また釣れる様になるとのこと。ゴールデンマハシールは、通年狙えるが2~4月がベストシーズンのようだ。
ラストチャンスを迎えたイブニング。
決して大きくはないが、美しいプロポーションとウロコを持ったゴールデンマハシールに出会えることができた。

サンジーありがとう。

最後の夜は柄にもなく、焚き火で旅の想い出に更けた。

5月12日
ゆっくりとした朝を迎え、帰りのパッキングを行う。
現実に引き戻されていくこの感覚は、旅の中で一番嫌いな時間かもしれない。

煮沸しただけのこの水にどれだけ助けられたか。一日何リッター飲んだのだろう?

広場には、フライのキャスティング練習ゾーンもありました。

このサイズもいない訳でなく、いるのだが釣れないだけ。
次こそはね。

来た路を戻る・・・・
やっぱり、どえらい疲れるがーん。
デリーに近づけば、インドの現状を考えさせられる光景が嫌でも目に入る。
最後に、釣果はイマイチだったかもしれない。
ただ、一人旅としては最高だった。
もう一度チャレンジしてみたいフィールドができた。
ありがとうインド・ヒマラヤ。
そして私を支えてくれた全ての人々に感謝します。

旅のお問い合わせ:トラベルプロインターナショナル
または、インザストリーム
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ヒマラヤから帰ってきました。
世界の車窓から・・・・
by Fujitsu と
ブログを進めたかったのですが、家にメモリーカードリーダーを忘れてきてしまい、デジカメからデータが出せません。
トホホ・・・

こちらはスマホで写しました。ヒマラヤからデリーに戻る際に列車の中からのモノです。
明日、またブログにアップしま~す。
<お詫び>
通販の出荷、及びお問い合わせの返答が遅くなり申し訳ありませんでした。
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by Fujitsu と
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トホホ・・・

こちらはスマホで写しました。ヒマラヤからデリーに戻る際に列車の中からのモノです。
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モルディブ GTフィッシング
昨年のモルディブGTフィッシングツアーの動画が出てきたので、ちょろっとアップしました。
そうそう、以前どなたかに【鈴木文雄のGT60連発】と【ザウルス パプアニューギニア】のビデオを貸して、未だに返却されてません。怒らないので、返してちょーだい!
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グアムの動画
先日のグアムGT釣行の動画です。
お気軽フィッシングなので、こんな感じでーす。

ご同行の皆さんお疲れ様でした。
ツアーコーディネート
Travel Pro International Co.,Ltd
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グアムより 帰路へ
モルディブ ジギング編

先日のモルディブ釣行での動画をUPしました。
今回はジギング編です。
写真は今回撮影に使用したDRIFT HD170です。
私の固定が甘く、画像がユラユラガタガタしてしまいました。
まだまだ勉強不足です。
モルディブ・ジギング編動画