UDTグレムリンで狙う、青ヶ島の大カンパチ。
密かに調整していたメタルジグ〝UDTグレムリン〟の最終テストを兼ねて恒例行事の青ヶ島に行ってきました。UDT = Upside Down Triangleの略で、逆三角形の意味です。 近年、ヘビーウエイトジグは、スロージギング用のジグが中心になってしまいましたが、スロージギングでは攻めれないフィールドがあるのも事実。潮流が速く、根の高低差がある険しい場所ではゆっくり動かしていたらあっという間に根掛り、ヒットしてもラインブレイク。そんなフィールドのひとつに青ヶ島も該当する。そしてお隣の八丈島やイナンバ島や銭洲もそうと言えます。

UDTグレムリンのお話は後にして、4月29日未明にインザストリームを出発。羽田空港を経由し、午前中に八丈島のパパズインに到着。貴重な情報をパパ大津留ご夫妻から得た後、八丈島散策。今回、同行されたメンバーはすでに何度も八丈島を訪れているため、観光というよりは、「何か面白いことはないだろうか。」 そんな感じの散策。

ブランチで訪れたピザ屋さん パラディッソ。
変わらずオシャレな店内と庭が、カップルに人気。オジサン5人でいくところではないが、八丈島の素材を活かした本格的な窯焼きピザは間違いない味です。

食後はブラブラと港めぐり。
パパズインから最寄りの港〝底土港〟では、複数のウミガメたちが堤防から観察できました。

各港では、イシダイを狙っている人、サビキ、エギング、泳がせなど思い思いの道具で糸を垂らしていました。私たちは青ヶ島にタックルを送ってしまっているので手ぶらです。

のんびりとした島タイムが流れているようで、一日では大したことはできないですね。BBQの食材を揃えたり、温泉に浸かったりとあっという間に夕食時。あまり観光客が行かない〝浜源〟さん。インザストリームツアーでは定番の洋食屋さんです。今回はチーズハンバーグ。チーズの下にハンバーグが敷き詰められています。そう、お昼もチーズでしたね・・・。寝不足だった私たちは、パパズインに戻ると21時前には全員就寝。おやすみなさい。

4月30日 青ヶ島へ
昨日ウミガメを見た底土港から青ヶ島を目指します。

八丈島から青ヶ島までは約3時間。
定員50名でほぼ満員。客室は座敷タイプでスペースを確保できたみなさんはんびりと寛いでいました。デッキスペースにも席はあるのですが、この季節の3時間は少し寒く感じることでしょう。

青ヶ島三宝港に到着するとレンタカー屋さんと釣り船の船長が出迎えてくれた。
「後半時化るから、すぐ出るよぉ。」と。
私たちは予定を変更し、宿に着くなりタックルの準備をして船に乗り込んだ。すぐさまM藤さんが操るUDTグレムリン 400gにカンパチがヒットした。

発売前ではありますが、UTDグレムリン 400gのM藤グリーン(特注カラー)。パーマークのグローが印象的。

M藤さん、満面の笑み。
自らから選んだ色で釣れた魚は嬉しいですね。

5度目となる青ヶ島釣行のジムシーさんもUDTグレムリン 400g オールグローでキャッチ。
「ここではシオだね。」と、かっこいいセリフを残す。

青ヶ島初チャレンジのN田さん。青ヶ島の洗礼を受けた。それはヌルヌルの粘膜を放出するメダイ。
「メサイヤでメダイや~。」と、 ファイトを見守る同行者のシニカルな笑み。

VAGIさんにもヒット。
Tカスタム CUDA VAGIスティックが、絞り込ま・・・・れない・・・。

チャートゴールドのUDTグレムリン 400g。

日暮れまでシャクリ倒し、「いつもの青ヶ島とは何かが違う。」 言葉はなくとも船長を含む全員が感じていた。
宿では、女将さんが優しい笑みで私たちを出迎えてくれた。青ヶ島では、2件の居酒屋はありますが夜のみの営業で、基本的には3食を宿でお願いすることになります。観光客は、朝食、昼食は宿に頼るしかないと思います。

名物の島寿司。独特なタレに浸けられたキハダ、ヒラマサ、メダイ?と隅っこの黒いのは海苔。

5月1日、釣行2日目。
午前7時過ぎに出航。開始早々にM藤さんのロッドが曲がる。

今日もUDTグレムリン 400g M藤グリーン(特注カラー)です。
グリーンが効くのか?

つづいてヒラマサも。

黒埼沖のポイントは、昨年グッドサイズをキャッチしたポイント。期待が膨らむが・・・。

下の写真は2017年に黒埼沖のポイントで釣れたカンパチ。

5月2日、釣行3日目。
翌日から時化の予報で、釣りの最終日となるだろう。自然とジャークに気合いが入る。

今日もジムシーさんはUDTグレムリン 400g オールグローでキャッチ。

目の前で沸くナブラにキャストすると、このクラスのキハダとカツオは頻繁にヒットしてくる。これはこれで楽しい。

そして、N田さんにも待ちに待った魚がヒット。

釣り上げて一言、「20kgのカンパチなんて無理です。」
いやいや、次は釣ってもらいます。起伏が激しい青ヶ島では、ドラグを滑らすことが命取りとなってしまうため、ほぼフルドラグ。根ズレでラインブレイクか、高切れを起こすかのギリギリのところでファイト。

N田さんが釣ったカツオがタタキになりました。
私たちだけでは食べきれないので、となりの席の方々にもお裾分け。鮮度抜群のモチモチとした食感が忘れられません。

5月3日、釣行4日目欠航。
予報通り、時化でございます。フェリーの青ヶ島丸も欠航。青ヶ島から帰れない人続出。
さぁ、青ヶ島観光の始まり始まり。
旧港の大千代港付近。がけ崩れにより使われ無くなった港です。道も寸断されており、海岸まで数百メートル崩れています。
足が竦む高さと、またいつ崩れてもおかしくない場所。

青ヶ島は世界的にも珍しい二重カルデラの島。
中心部の噴火口は"丸山"と呼ばれ、尾根をぐるりと一周回ることができます。

登山口からすぐの斜面から湯気が出ています。そう青ヶ島は火山活動度ランクCに指定された活火山島です。この蒸気が出る所を島の言葉で火の近くという意味で〝ひんぎゃ〟と呼びます。

八重山諸島にも多く自生するオオタニワタリ。
このオオタニワタリの葉についた酵母を使い、青ヶ島の焼酎"あおちゅう"が作られます。(あおちゅうは杜氏によって作り方と酵母も色々あり、風味も違います)

游歩道はそれなりに整備されてますが、ふくらはぎがパンパンになるアップダウンが続きます。

尾根の一番高い所?に御富士様。
神社と言えば玉砂利ですね。玉砂利が少ない青ヶ島。砂利に代わりにこの玉石です。昔の方が海岸から持って上がってきたそうです。考えるだけでも超重労働。

地熱で暖かいこの丸山。植物も豊富です。そして野鳥のウグイスとアカコッコはやたらと多い気がします。

写真右下の白色のバンから歩いてきました。結構登りましたね。

5月4日、釣行5日目もちろん欠航。
三宝港を見に行くと、ザブンザブン。

堤防釣り?たぶん流されます。
青ヶ島丸、着岸できませんね。

この白くなっているところに、釣り船をクレーンで降ろします。もちろん今日は降ろせません。

で、今日もハイキング。青ヶ島の一番高い場所〝大凸部〟(おおとんぶ)に登頂。 360度海が見渡せます。

午後からは、今回のツアーの一大イベント。青ヶ島BBQです。
とは言え、炭やコンロを持ち込むほど気合いが入ったモノではなく、シングルバーナーに鉄板を乗せただけのシンプルBBQ。

お肉は、八丈島でゲットしてきました。
赤いタンクが目立つシングルバーナー〝MSR〟ウイスパーライトとドラゴンフライです。MSRの最大のメリットは、レギュラーガソリンが使えること。ガスボンベやホワイトガソリンだと飛行機に積めなかったり、現地調達が困難ですが、レギュラーガソリンは世界中で手に入れることができますよね。ガソリンが余れば、車に入れてしまえばOK。
MSR ドラゴンフライ
http://www.inthestream.jp/cathand/detail-659506.html

誰もが無料で使える地熱釜。定番のゆで卵を作ってみました。

釣りが出来なくても、大自然の中でのBBQは最高です!

食後のハイキング。
金毘羅さんに続く参道。ジブリ感が半端ないです。トトロが出てきそう。

レンタカー屋さんに教えてもらった、最古の金毘羅さんのハズ。

金毘羅さんが見つめる先には、八丈島! ガスってて見えません・・・。
草原に見えるところには牧場があります。

美味しそうな仔牛。
青ヶ島牛?そんなブランドあったかな。もしかしたら食べないかも、例年夏に牛祭りという行事があります。

青ヶ島最後の夜は、宿の女将さんが頑張ってくれました。
飼っているニワトリを潰した鳥鍋です。これは青ヶ島に行ったら是非食べて欲しい。

壁に掲げられている巨大なカンパチの魚拓。
いつの日か、この青ヶ島であのサイズを超える大物を釣ってみたい。フィールドの難しさ、島を往復する難しさ、人情溢れる島の方々。自然が大爆発。それが青ヶ島の魅力。

5月5日、帰途につく。
今日も青ヶ島は風が強い。青ヶ島丸は欠航した。同じ宿ですでに3日ほど帰れなくなっている人がいた。往復フェリーにしてしまうとこんなことは日常茶飯事。一週間以上帰れなくなることもしばしば。
私たちは幸いヘリコプターの手配が出来ていたので、島の皆さんが手を振る中、無事に青ヶ島を脱出。

八丈島に戻り、無料の足湯で寛ぐ。ハイキングで疲れた脚に染み渡る温泉が気持ち良い。

青ヶ島にはないカフェ。
八丈島、空間舎の明日葉チーズケーキ。

今回は、どういう訳か魚の活性が極めて低かった。「青ヶ島でも釣れない日がある。」 それを身をもって体験した。

また来よう青ヶ島。次こそは青ヶ島の大カンパチ!乞うご期待。
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